こんにちは。全部の仕事をやろうとしていたまーてぃです。
学校現場からは、終わらない仕事に対する悲鳴がよく聞こえてきます。
「残業続きでしんどい・・・」
「全然仕事が終わらない・・・」
「自分らしい豊かな時間が欲しい・・・」
このようにお悩みの先生もいらっしゃるのではないでしょうか。次から次へと降ってくる仕事を片付けるのは簡単ではないですよね。
そんな先生方に紹介したいのが、「さる先生の『全部やろうはバカやろう』」という本です。
この本の著者は、教育界隈で誰しも一度は耳にしたことがあるであろう、さる@小学校教師こと坂本良晶先生です。
坂本先生は「教育の生産性」というテーマで発信を続けられ、教育界に大きな影響を及ぼされた公立小学校の先生です。
教育の生産性を高めるノウハウを発信し、多くの教員からの支持を受けています。
最近は、GIGAスクール構想に関する実践の発信もされています。
この本を読むことで、
得られるメリット
- 残業を減らすことができる
- 自分の時間を取り戻し、好きなことができるようになる
- 本当に大事な仕事とは何かを考えるきっかけになる
といったメリットが得られます。

学校の働き方改革を進める上ではマストの一冊ですよ!
それではさっそく紹介していきます。
全部やろうはバカやろうの概要
この本が一番伝えたいことは、「教育の生産性を高めて5時に帰る」というメッセージです。
ただ早く帰ればいいということではなく、生産性を高めつつ早く帰る、というのがミソです。
常に成長や生産性の向上を求められるビジネス界のマインドやノウハウを教育界に転用する、というアプローチを本書は取っています。
具体的には
- 紙との付き合い方
- トヨタの5Sを参考にした整理術
- 1時間でテストと丸付けを終える方法
といったような生産性を高めるための実践が数多く記されています。
また、全体的に砕けた文体で書かれていることも特徴です。
とても読みやすくあっという間に読めるので、若手の先生や何から読めばいいか迷っている人におすすめできる一冊です。
全部やろうはバカやろうを読んで変わったこと
ここからは、私が「全部やろうはバカやろう」を読んで変わったことをお伝えしていきます。
この本は私の教員生活に大きな影響を与えてくれるものでした。
これまでの教育書とはかなり異なった視点から切り込んでいるので、皆様にも良い変化があるのではないか、と思っています。
残業が減った
この本を読む前の自分は、とにかく目の前の仕事を片っ端からこなしていくという思考で働いていました。
そうなるとどうしても時間が足りず、必然的に残業続きの日々を送っていました。

金曜日は心置きなく残業できる日、なんて言っていたこともあります(笑)
しかし、全部やろうはバカやろうを読んでからは、「子どもの成長につながるのか?」という視点で一つ一つの仕事を見られるようになりました。
また、自分自身が充実していなければ、満足のいく指導が行えないというという考え方にも深く共感しました。
そこで、本書に載っている実践を次から次へと試していきました。
すると、効率よく仕事をすることができ、残業時間が減っていきました。
もちろん、手抜きをするわけではなく、です。
一冊の読書が、自分にとって大きな投資になりました。
世界が広がった
教師になって間もない自分は、とにかく教育書を読んでいました。

教師は教育書!という固定観念がありました。
しかし、それだけではなかなか成長がみられませんでした。
そもそも、腕のある先生の実践を再現する知識や技術がないからです。
「全部やろうはバカやろう」は、ビジネス書のエッセンスを学校現場に取り入れようという考え方の元書かれた本です。
具体的には、
などといった著名なビジネス書の内容を、学校現場向けにチューニングして書かれています。
世間一般で受け入れられている知識を学校でも生かせば良いんだ!
このような気付きを得てからは、教育書だけでなく幅広く読書をするようになりました。
- 仕事術
- 脳科学
- 哲学
などのジャンルにも手を出し、日々の指導に生かす機会が増えました。
この経験は仕事だけでなく、私生活にもさまざまな良い影響を与えることにもつながりました。
「全部やろうはバカやろう」を読んだことが、視野や世界を広げるきっかけでした。
やりたいことが明確になった
初任の頃の私は、「仕事だから」と与えられた仕事をただこなすだけの存在でした。
そんな働き方をしているとどうしても熱が入らず、淡々と過ごす日々にもやもやしている自分がいました。
そんな時「全部やろうはバカやろう」を読み、とある一節に出会いました。
仕事を自分のミッションを達成するための手段とし、真の目的は自分が楽しむことにある。これこそが、Work As Lifeという新しい仕事への価値観。
全部やろうはバカやろう
この考え方に触れ、仕事に対する見方が180度変わりました。
- 自分は何のために働いているのか?
- どんな仕事をしたいのか?
- どうしたら満足のいく仕事になるのか?
こんなことを考え直すきっかけになりました。

私が教育に本気で向き合えるようになったのも、自分のミッションをもつ大切さを学んだからです。
今もやもやを抱えられている方も、この本が発する熱に触れることで、何かが変わるきっかけになるかもしれませんよ。
まとめ
「全部やろうはバカやろう」のポイントを整理します。
ポイント
- 「全部やろうはバカやろう」は、教育界のインフルエンサー、さる@小学校教師(坂本良晶先生)が書いた本。
- 「生産性を高めて5時に帰る」が一番のメッセージ
- 残業を減らすヒントが盛りだくさん
- 教師が新しい世界を知るきっかけになりうる
- 仕事に対する熱量が高まる
このような特徴がありました。
繰り返しになりますが、私の人生に大きな影響を与えてくれた一冊です。
それほどおすすめできる本なので、ぜひ手に取って読んでいただきたいです。
また、図解版も出版されています。
視覚的に理解しやすくなっているため、こちらもおすすめです。
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私が全力で反応しに行きます!
皆さんが「全部やろうはバカやろう」を読むことで、より良い働き方を実現されるを願っています。
それでは!